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《①先行詞,②主格/目的格 》で関係代名詞を選ぶ方法

 関係代名詞の覚え方を知っていますか?①先行詞によって使い分ける、②主格、目的格、所有格のどれを使うかを見極める、この2点を見極めればOK。関係代名詞の基礎なので、ここで挫折した、もう一度復習したい、と思った方はご参照。

関係代名詞基礎編

目次

1. 結論

A)関係代名詞の⑴使い分け、⑵主格と目的格の違い、は下記のとおりにする。

 

先行詞(名詞)が「①人/②モノ/③両方OK」のケースで、関係代名詞を変える

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 ※「モノ/動物」の所有格には《of which》も用いられる

 

⑵先行詞+関係代名詞で

①先行詞+関係代名詞+《動詞+修飾語》の様に、
関係代名詞以降の文に、主語が欠けている場合は
 、主格の関係代名詞を選ぶ。

 

②先行詞+関係代名詞+主語+他動詞+[×目的語]》の様に、
関係代名詞以降の文が、他動詞なのに
目的語が無い場合は、 目的格の関係代名詞を選ぶ。 

 

2.基本事項と例文・使い方

B) 先行詞の性質によって関係代名詞は下記の様に変化させる。

先行詞が《人》の場合で、who(主格)とwhom(目的格)を使い分ける考え方 

①I have many friends who are famous doctors.
【私には有名な医者の友人がいます】
修飾語句のare famous doctorsに主語が欠けているので「who」を使う 

②The man whom I produced to Mr.Tanaka is Mr.Sato.
【私が田中さんに紹介した人は佐藤さんだ】
I produced to Mr Tanakaに目的語が欠けているので「whom」を使う

 

先行詞が《モノ/動物》の場合は主格と目的格両方とも「which」を使う。

①There is a cat which is sleeping in the room.
【部屋で寝ている猫がいる】

 ⇒ 先行詞の「cat」は「動物」なので「which」を用いる
この場合は主語が欠けているので、主格のwhichである。 

 

②The newspaper which I bought yesterday was The daily Nikkei.
【昨日買った新聞は日経新聞だった】

⇒ 先行詞の「The newspape」は「モノ」なので「which」を用いる。
この場合は目的語が欠けているので、目的格のwhichである。

 

関係代名詞「that」は、先行詞が《人/モノ/動物》全部のケースで使える。 

①There is a cat that is sleeping in the room.
【部屋で寝ている猫がいる】

⇒先行詞の「cat」は「動物」だが「that」が使える
この場合は主語が欠けているので、主格のthatである。 

 

②The newspaper that I bought yesterday was The daily Nikkei.
【昨日買った新聞は日経新聞だった】

⇒先行詞の「The newspape」は「モノ」だが「that」が使える
この場合は目的語が欠けているので、目的格のthatである。

 

先行詞が《人》《モノ/動物》の場合の所有格「whose / of which」を使う。 

①There is a dog in the room whose [of which]color is white.
【色が白い犬が部屋にいます】

⇒「There is a dog in the room」+「It's color is white」の2文を
   「It's」を「whose / of which」に置き換えて2文を1文にできる。


②I have a friend whose father was the actor.
【父が俳優だった友人がいます】

⇒「I have a friend」+「His father was an actor.」の2文を
   His」を「whose」に置き換えて2文を1文にできる。
「a friend」は「人」なのでof whichにはしないので要注意

 

関係代名詞の目的格は省略できる

① The man (whom) I produced to Mr.tanaka is Mr.Sato. ()内省略可

② The newspaper (that I had bought yesterday was The daily Nikkei. ()内省略可

 但し、主格は省略はできない。

 

3.注意/暗記するポイント

「, that~」の様には使えない。この場合は「, which ~」とする 。

 Yesterday I was heard the bad news ,which was my campany had gone bankrupt.【昨日悪い知らせを聞いた。その知らせは、会社が倒産したというものだった】

この場合のwhichは「Yesterday I was heard the bad news」を示した主語

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①《that》を使わないケースがあることを知っていますか?

②複合関係代名詞は、ここから確認することをお薦め。

https://howto-komarigoto.work/entry/30_complex_relative_pronoun_re#gsc.tab=0

 

本章のまとめ

⑴先行詞(名詞)が「①人/②モノ/③両方OK」のケースで、関係代名詞を変える。

 

⑵先行詞+関係代名詞+《動詞+修飾語》の様に、
関係代名詞以降の文に、主語が欠けている場合は
 主格の関係代名詞。 

 

⑶先行詞+関係代名詞+主語+他動詞+[×目的語]》の様に、
関係代名詞以降の文が、他動詞なのに
目的語が無い場合は 目的格の関係代名詞。 


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