知って得する英語を学Blog!(文法の盲点解説)

知らないと間違えてしまう文法事項を、①結論、②例文・使い方、③慣用表現・例外事項、を切り口に解説。ダラダラした説明を省略し単刀直入にまとめ。知って得したと思える情報を発信しています。

仮定法の基本の覚え方

 仮定法は文法ルールが奇異なところが難しい。例えば《If I were you,~》の表現や動詞の時制が主節と従属節でズレて「今まで習った文法では無かった事象が起こる」ところだ。気になる方はご参照。 仮定法

目次

1.結論

⑴Ifの従属節の動詞は過去形、又は、過去完了形で、主節の動詞の時制より1つ以上過去になることを、仮定法の鉄則として暗記してほしい。 

 

仮定法過去のbe動詞は、人称に関係なく「wereになる。  

 

⑶仮定法未来の『If +主語+should+動詞の原形~』『If +主語+were to+動詞の原形~』は熟語として暗記することを推奨。

 

2.基本事項と例文・使い方

(1)仮定法過去の形と意味

If+主語+動詞の過去形~, 主語+would / should / 等+動詞の原形~
「もし(現在に)~ならば…するのに」
⇒《現在の事実に反する事を仮想的に述べる

 

If  I knew your telehone number, I would call you.
【もしあなたの電話番号を知っていれば、電話しているのに】
⇒ As I don't know your telehone number, I wouldn't call you.と言う意味を示唆 

(2)仮定法過去完了の形と意味

If+主語+had+動詞の過去分詞~, 主語+would / should /+have+動詞の過去分詞「もし(過去に)~していたら…したのに」
⇒《過去事実に反する事を仮想的に述べる

 

If  I had known your telehone number, I would have called you.
【もしあなたの電話番号を知っていたら、電話していたろうに 】
⇒ As I didn't know your telehone number, I wouldn't call you.と言う意味を示唆  

(3)仮定法未来の2パターンと意味

① If +主語+should+動詞の原形~, 主語+ will / would/等+動詞の原形
「万一~すれば、…するだろう」
⇒《可能性の低い未来の事を仮想的に述べる

 

 If it should be fine tomorrow, I will / [would ] go shopping.
【万一明日晴れれば、私は買い物に行きます】

晴れない』と思っているが、可能性があるのでshouldを用いる  

 

 

②If +主語+were to+動詞の原形~, 主語+ will / would/等+動詞の原形
「仮に~するとしても、…するだろう」
⇒《可能性のない未来の事を仮想的に述べる

 

 If the sun were to rise in the west, I would not say such a stupid word.
【仮に太陽が西から昇るとしても、私はそんな愚言を言いません】

『太陽が西から昇る』有り得ない事なので、were toを用いる  

 

3.注意/暗記するポイント

(1)仮定法過去の動詞がbe動詞の場合、人称に関係なく「were」を使う

If I were you. I would not say such a stupid word.
【もし私があなたなら、私はそのような愚言は言わない】

 

(2)①「条件を表す副詞節( If + 動詞の現在形)」と②仮定法過去との違いに要注意

 ①If it is fine tomorrow, I wii go shopping.
【もし明日晴れなら、買い物に行きます】
⇒単なる未来の予想 / 条件

 

 ②If it were fine tomorrow, I would go shopping.
【もし明日晴れなら買い物に行くのに (晴れないので行きません)】
⇒現在の事実と反対の事を仮想している

 

 

(3)If 節と主節の時制をズラシタ時につかう副詞

①If 節が、仮定法過去完了《過去の事実に反する事を仮想的に述べる》の時は、
過去を表す副詞が使われる『then / yesterday / at the time / in those days』

 

 

②主節が、仮定法過去《現在の事実に反する事を仮想的に述べる》の時は、
現在を表す副詞が使われる『now』

 

If you had finished your homework then, you would be free now.

【もしあなたがその時に宿題を終えていれば、今頃は自由なのに (終えなかったので自由でない)】  

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①応用編《as if / i wish》を使った仮定法も併せて確認することをお薦め。
https://howto-komarigoto.work/entry/33_subjunctive_idiomatic_expression#gsc.tab=0

《ifを省略する》仮定法は、ここから確認することをお薦め。 

https://howto-komarigoto.work/entry/subjunctive_re_010#gsc.tab=0

仮定法現在は、こちらのリンクをご参照

https://howto-komarigoto.work/entry/should_004#gsc.tab=0


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