英語は時の概念が重要で「現在/過去/未来」の内容を表現するのに動詞を語形変化させる必要があります。一般動詞の現在形と文法面で異なる処があるのでそれを抑えるのがポイントです。⊿1追記(2021-1-26)
1.基本事項と例文・使い方
⑴動詞の過去形とは主語の過去の動作や状態を表して
「(過去に)~の状態であった」や「~(人)に~をした」という意味を表す
⑵動詞の過去形は、①規則動詞と②不規則動詞に分かれる
①規則動詞のケース
a)普通の動詞の場合は、末尾に「ed」を付ける
I played the piano.
【私(/あなた/私達/彼/彼女/彼ら/)はピアノを弾いた】
b)動詞の末尾が「e」で終わる場合は、末尾に「d」を付ける
He used the toilet.
【彼はトイレを使った】
c)語尾が母音(a,i,u,e,o)+「y」で終わる場合、「y」を「i」に変えて「ed」を付ける
She studied English very hard.
【彼女は英語を一所懸命勉強した】
②不規則動詞のケース
独自の語形変化をする
例)speak(話す) ⇒ spoke
They spoke each other.【彼らはお互いに話をした】
⑶現在形と違って、主語によって過去形の語形変化に違いはない
(I / You / We / He / She / They) played the piano.
⑷否定文は、主語+「did not (didn`t)」+動詞の原形
I didn't play the piano.
【私はピアノを弾かなかった】
⑸疑問文は、主語の前に「Did」を置き、文末に「?」を付ける
Did he use the toilet ?
【彼はトイレを使いましたか】
Yesなら「 Yes, he did」/ Noなら 「No, he didn't.」
2.注意/暗記すべきポイント
否定や疑問形では「主語+did not+動詞の原形」や「Did+主語+動詞の原形~?」となるので、不規則動詞でも原形のままで語形変化はしません。
3.今回のアドバイス
中学英語で躓いてしまう原因は、過去形の不規則動詞の理解不足です。不規則動詞の数が多い事や、疑問文や否定文の形を抑えられないために苦手になってしまいます。ここをクリアできないと先に行っても間違えてしまいます。そのため、何度も繰り返し問題集で問題を解く訓練をしてスラスラ書ける、暗唱できる、様になってください。
私がやったお勧め勉強法④ 追記(2021-1-26)
①下記の様な例文を作る。(不規則動詞を使う事が重要!)
②これを1日1回手書きする。(答えが反射的に出て来る様になるまで繰り返す)
➡ここが勝負所です。反射的に書けないなら先に進まないでください。ここをクリアできる様になるまで必死に覚えましょう!
③手書きすると同時に声に出して読む。(将来英会話を楽しみたい方は必須)
例文:
①I played the piano. ⇒ I didn't play the piano. ⇒ Did I play the piano?
⇒ Yes, I did. ⇒ No, I didn't.
②You used the toilet.⇒ You didn't use the toilet.⇒ Did you use the toilet?
⇒ Yes you did. ⇒ No, you didn't.
③We spoke each other.⇒ We didn't speak each other.⇒ Did we speak each other? ⇒ Yes we did. ⇒ No, we didn't.
④They went to the church.⇒ They didn't go to the church.⇒ Did they go to the church? ⇒ Yes they did. ⇒ No, they didn't.
⑤He came to my house. ⇒ He didn't come to my house.⇒ Did he come to my house ? ⇒ Yes he did. ⇒ No, he didn't.
⑥She bought a hat. ⇒ She didn't buy a hat.⇒ Did she buy a hat ?
⇒ Yes she did. ⇒ No, she didn't.
この勉強の効用は、
a)主語によって過去形の語形変化がない事を覚えられる。
b)否定文や疑問文の時に「did」を使う形を覚えられる。
c)体感的に覚えると再現性が増し、名詞や動詞が変わっても応用が効く。
注目の参考書
名詞や動詞が変わっても正解できる様に参考書を活用する価値はあります。
be動詞の過去形の復習はこちらを参照ください
上記の内容の理解を深めるメリットがあるので視聴をお勧めします。