関係代名詞の「that」は【who / whom / which】の代わりに使えて便利だ。そこで《This is the baby that needs medical examination.【これは健康診断を受ける必要がある赤ん坊だ】》に使ってみたが、これは誤り。その理由を知りたい方はご参照。
目次
1.結論
⑴子供を先行詞とするケースでは、thatを使わない。
⑵「前置詞+that」や〈~, that ……〉は文法的に誤り。
⑶逆に 《that》を関係代名詞で使う表現も覚えておくこともお薦め。
2. 《that》を関係代名詞に使わないケース
⑴子供を先行詞とするケース
This is the baby which needs medical examination.
【これは健康診断を受ける必要がある赤ん坊だ】
⇒✖ This is the baby that needs medical examination.とするのは誤り
⑵先行詞が人でも、関係代名詞が文の補語になっているケース
(人の地位、職業、性格等を表す場合が多い)
Her father was an excellent lawyer, which she is not.
【彼女の父は立派な弁護士であったが、彼女はそうではない】
⇒ ✖ Her father was an excellent lawyer, that she is not.とするのは誤り
⑶前文の全体又は一部を先行詞とするケース
A) She told she had much money.
B) It was wrong. を一文にすると
She told she had much money , which was wrong.
【彼女は金持ちだったと語ったが、それは誤りだった】
⇒ ✖ She told she had much money , that was wrong.とするのは誤り
⑷前置詞の目的語になるケース
A) This was the article.
B) I had spoken to you about this. を一文にすると
⇒This was the article [ which / that ] I had spoken to you about. となるが、
【これが私があなたに話をした記事だった】
aboutが文末にの残されず前に来て、前置詞+関係代名詞になるケースは、
This was the article about which I had spoken to you.の様になる。
⇒ ✖ This was the article about that I had spoken to you.とするのは誤り。
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3. 逆に《that》を関係代名詞に使うケース
all / anythind / everything / little /much / nothing / first / only / very と言った先行詞を特定する語句が付いた場合
This is the most expensive fortune that I was given by my father.
【これは私が父から貰った最も価値のある財産です】
✖ This is the most expensive fortune which I was given by my father.
とするのは誤り。
下記のリンクで詳細を説明しているのでご参照。
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