知って得する英語を学Blog!(文法の盲点解説)

知らないと間違えてしまう文法事項を、①結論、②例文・使い方、③慣用表現・例外事項、を切り口に解説。ダラダラした説明を省略し単刀直入にまとめ。知って得したと思える情報を発信しています。

関係代名詞の《that》を使わない表現

 関係代名詞の「that」は【who / whom / which】の代わりに使えて便利だ。そこで《This is the baby that needs medical examination.【これは健康診断を受ける必要がある赤ん坊だ】》に使ってみたが、これは誤り。その理由を知りたい方はご参照。

関係代名詞で間違えやすいthat

目次

1.結論

子供を先行詞とするケースでは、thatを使わない。  

 

「前置詞+that」や〈~, that ……〉は文法的に誤り。

 

⑶逆に 《that》を関係代名詞で使う表現も覚えておくこともお薦め。

 

2. 《that》を関係代名詞に使わないケース

子供を先行詞とするケース

 

This is the baby which needs medical examination.
【これは健康診断を受ける必要がある赤ん坊だ】

⇒✖ This is the baby that needs medical examination.とするのは誤り

 

⑵先行詞が人でも、関係代名詞が文の補語になっているケース
(人の地位、職業、性格等を表す場合が多い)

 

Her father was an excellent lawyer, which she is not.
【彼女の父は立派な弁護士であったが、彼女はそうではない】

⇒ ✖ Her father was an excellent lawyer, that she is not.とするのは誤り

  

前文の全体又は一部を先行詞とするケース

 

A) She told she had much money.
B) It was wrong. を一文にすると

She told she had much money , which was wrong.
【彼女は金持ちだったと語ったが、それは誤りだった】

⇒ ✖ She told she had much money , that was wrong.とするのは誤り

 

前置詞の目的語になるケース

 

A) This was the article.
B) I had spoken to you about this. を一文にすると

⇒This was the article [ which / that ] I had spoken to you about. となるが、
【これが私があなたに話をした記事だった】

 

aboutが文末にの残されず前に来て、前置詞+関係代名詞になるケースは、
This was the article about which  I had spoken to you.の様になる。

⇒ ✖ This was the article about that  I had spoken to you.とするのは誤り。

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3. 逆に《that》を関係代名詞に使うケース

all / anythind / everything / little /much / nothing / first / only / very と言った先行詞を特定する語句が付いた場合 

 

This is the most expensive fortune that I was given by my father.
【これは私が父から貰った最も価値のある財産です】

 ✖ This is the most expensive fortune which I was given by my father.
とするのは誤り。

 

 下記のリンクで詳細を説明しているのでご参照。 


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